1か月勉強し、基本情報を受験してきました。
- 科目A:610点/1000点
- 科目B:835点/1000点

科目Bは余裕がありましたが、科目Aはあと1,2問間違えていたら不合格という、首の皮一枚の状態でした。
この記事でまとめることは、そんな「ギリギリ合格」を果たした僕の、1ヶ月の勉強量と勉強方法。
というのも、僕自身こんなもやもやを抱えて勉強してきたからです。
- 1か月で合格するスケジュールは?
- どんな勉強をすればいい?
- 過去問は何年分解けば安心?
結論を言えば、僕の合格戦略は以下の通りです。
- 科目Aは「質より量」:隙間時間にアプリで、まとまった時間に年代別(4年分)を解く
- 科目Bは「量より質」:公開問題36問+オリジナル問題を完璧に仕上げる
そして何よりお伝えしたいのが、試験当日の朝に出会った「イモヅル式 基本情報技術者午前 コンパクト演習 」という問題集の存在(これが神アイテム)。
この問題集を直前に見ていなければ、科目Aの点数は600点を下回り、確実に落ちていました。(無料で読めます)
反省と後悔、僕を救ってくれた「神アイテム」について、共有します。
これから合格を目指す方が、僕と同じ冷や汗をかかないための手引書として役立ててください。
基本情報を受ける前の経歴
年齢:26歳
学歴:工業系の大学院卒
職歴:メーカー勤めの社会人2年目(エンジニア1年目)
ロボットのソフトウェアエンジニア配属
知識:情報系の知識は授業でかじった程度
【基本情報 受験きっかけ】
日常的にソースコードを眺めてはいるものの、プログラミングに対する苦手意識がめちゃくちゃある。職場では「情報系の知識は知ってて当然」という空気が流れており、専門用語が飛び交う会話についていけず「このままではマズい…」という焦りありました。
- 「プログラミングに対する苦手意識を軽くしよう」
- 「エンジニア同士の会話がわかるようになろう」
と「コンプレックスの解消」に近い動機で、基本情報の受験を決意しました。
1ヶ月間の勉強スケジュール(実録)
「1か月で合格するスケジュールは?」
という疑問について、僕の勉強実録をもって回答します。
ここで紹介するのは、理想的なスケジュールではなく、振り返った結果。
「中だるみ」も「直前の焦り」もすべて含めたリアルなお話です。

【1週目】まずは全体像の把握
いきなり問題を解くのではなく、まずは試験範囲のすべての把握から始めました。
試験の目的は「なるべく体系だった知識をつけること」だからです。
試験合格だけが目的なら、さっそく過去問ガンガン解く、という作戦も十分ありだと思います。
- やったこと:YouTubeの参考動画を1周見る(流し見)
【2〜3週目】魔の中だるみ期間(反省)
本来ならここで過去問を10年分ほど解く計画でしたが…
正直、めちゃくちゃサボりました。
僕はYouTube中毒なので、勉強動画を見ていたはずが、気づけばゲーム実況やShorts動画を見て時間が溶けていく毎日…。
最大の原因は、「まだ試験日を予約していなかったから」です。
「合格する点数になったら申し込めばいいや」と逃げ道を作っていたことを反省しています…
- やったこと:過去問4年分(本来の目標の半分以下…)
【4週目】申し込み&本気モード突入
「いつまでもダラダラしてられない!」と焦りを感じ、ついに試験申し込み。
締め切りが決まった瞬間、スイッチが入りました。
- やったこと
- 科目B:まとまった時間(朝/夜)じっくり解く
- 科目A:隙間時間(通勤/昼休憩)アプリでポチポチ
【試験2日前〜前日】科目Aの鬼追い込み
試験直前の2日間は、点数が伸び悩んでいた「科目A」に全振りしました。
「このままじゃ暗記が足りない、落ちる」という危機感から、食事と風呂以外は机に向かいました。
勉強時間は1日8~9時間。「焦り」は行動力の源ですね。
- やったこと:科目Aの過去問をひたすら回す
【試験当日】合否を分けた「朝の2時間」
試験会場へ向かう電車と、カフェでの待機時間。
この「直前の2時間」が、僕の合否を決定づけました。
不安で落ち着かなかった僕は、スマホでKindle Unlimitedを開き、たまたま見つけた「イモヅル式 基本情報技術者試験 午前 コンパクト演習」という本をダウンロードしました。
選んだ理由は単純。
「読み放題対象(無料)」で、「試験に出る問題ばかり」だったから。
藁にもすがる思いでこの本を読み込み、試験に臨んだ結果……
- 「あ、これさっき見た!」という問題がそのまま出題
- 類題を含めると、合計約10問はこの本のおかげで即答(記憶ですが…)
結果、科目Aは610点。
もし当日の朝、この本に出会わずダラダラ過ごしていたら、間違いなく600点を下回って不合格でした。
僕の合格は、「当日の朝、Kindle Unlimitedを開いたかどうか」。
本当にこのワンアクションだけで決まったと言っても過言ではありません。
直前おすすめ「イモヅル式 基本情報技術者試験 午前 コンパクト演習」
「イモヅル式 基本情報技術者試験 午前 コンパクト演習」、僕をギリギリ合格させてくれてありがとう!直前対策にお金をかけたくない方は、この問題集、超おススメです。
- 特徴:頻出問題に絞った240問の小規模問題集
- メリット:Kindle Unlimited(読み放題)の対象
正直に言いますが、Kindleの読み放題対象になっている参考書は基本B級です。読みにくい…。
この本も、これ1冊だけで合格できるような「メインの問題集」ではありません。
理由は解説は不十分な印象を受けるから。
ですが、「直前の詰め込み」には最強でした。
Kindle Unlimitedは初回登録なら30日間無料。
つまり、この問題集は実質無料で読めます。
「もしあの時読んでおけば…」と後悔しないための「無料の保険」として、試験当日の朝にぜひ持っておいてください。
>>Kindle Unlimitedに登録して、無料で合格!!勉強方法(社会人のくせに教材はすべて無料)
「どんな勉強をしたの?」
という疑問について…
結論から言うと、僕はお金をかけない(ケチ)主義なので、参考書は買わずにすべて無料(動画・Webサイト・アプリ)で完結させました。
※KindleUnlimitedのサブスク代は払っている

【科目A】動画で全体像→過去問
科目Aの学習フローは以下の通りです。
- 全体インプット
- 過去問
- わからない単語は検索
- 直前対策(Kindle)
各ポイントで使用した教材を紹介します。
Step1:全体のインプットはYoutube
基礎知識は、YouTuber「すーさん」の動画でインプットしました。
- 使い方:細かいことは気にせず、とりあえず1周流し見して全体像をつかむ。
- 特徴:12時間というボリューム満足、解説の分かりやすさは有料級。
過去問演習:「過去問道場」&「アプリ」
特に使い分ける必要もないと思いますが…
- PCで解く場合は「過去問道場」
- 隙間時間は「過去問アプリ(Google Play)」
わからない用語:検索
過去問を解くと、必ず知らない単語に出会います。
そんな時は、「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典で検索してブックマーク。
全然わからない単語を、身近な例で、なじみのある言葉で解説してくれる神サイトです。
個人的に大好きな解説は、「スプーリング」。一回読んだだけで単語のイメージが定着しました。
直前対策:KindleUnlimitedのイモヅル式
先ほどお伝えした通り、直前にこの本に出会わなければ合格点に届いていませんでした。
副次効果:
休憩でYoutubeやSNSをいじるより、読書のほうが個人的に罪悪感を感じないから、Kindleおすすめです。
【科目B】動画でルール把握 → 公開問題を「完璧」に
科目Bの学習フローは以下の3ステップです。
- ルール把握
- 公開問題
- 苦手分野特訓
ステップ1:共通言語のルールを把握(YouTube)
まずはこちらの動画の前半部分を見て、共通言語のルールを一気に把握しました。
ステップ2:公開問題を「完璧」にする
ルールが分かったら、IPA公式の「公開問題」に挑戦。これが科目B対策の核心です。
- 勉強法:時間がかかっても自力で解く。
- 意識:「トレース(変数の値がどう変化していくか追う作業)」の手順を体に染み込ませる。
- 困ったら:すーさんの動画の後半パート(解説)を見る。
ステップ3:苦手な「オブジェクト指向」を動画で特訓
僕は「オブジェクト指向」がどうしても苦手だったので、専門の対策動画を使いました。
感想:
正直、本番より難易度は高いです。でも、この動画の10問をすべてマスターできれば、本番で怖い問題はなくなります。
僕は対策時間が足りず、10問中8問しか解けませんでしたが…
1か月で受かった勉強量
「何年分、何問の過去問を解けばいいの?」
という疑問に対し、僕の勉強量を共有します。

- 過去問道場で年代別に:4年分(280問)
- 過去問アプリで分野ごとに:591問
- Kindle 芋づる式:240問
- 合計:1111問(重複あり)
- 公開問題:36問
- オリジナル問題:8問
- 合計:44問(重複なし)
(集計して気づきましたが、1111問と、44問、どっちもゾロ目ですね)
【反省】さっさと試験に申し込めばよかった

次の2点にすごく反省しています。
- 勉強動画を見ていたはずが、気づけばゲーム実況を見ていた(YouTube誘惑)。
- 「まだ大丈夫」と思ってしまい、中だるみした。
この失敗に共通するのは、「危機感・焦り」のなさです。
人間、締め切りがないとどこまでもサボれます。
実際、僕が本気になれたのは試験申し込みをした後の「ラスト1週間」だけでした。この期間のプレッシャーのおかげで、勉強時間が爆発的に増え、なんとか合格ラインに滑り込めました。
これから受験するあなたへ伝えたいコツは、自ら「焦り」を作り出すこと。
「勉強が進んでから申し込む」ではありません。
「さっさと申し込んで、無理やりやる気を引き出す」。
これが、合格への最短ルートだと痛感しました。
【まとめ】社会人しながら基本情報に合格した体験記
社会人をしながら、1ヶ月で基本情報技術者試験に合格できました。
- 1か月で合格するスケジュールは?
- どんな勉強をすればいい?
- 過去問は何年分解けば安心?
という過去僕が抱えていた疑問に対して、「勉強方法」と「勉強量」、そして「神アイテム」を共有しました。
■試験結果:
- 科目A:610点 / 1000点(ギリギリ!)
- 科目B:835点 / 1000点(余裕!)
■スケジュール:
- 1週目:動画でインプット(流し見)
- 2〜3週目:科目Aの過去問(中だるみで進捗悪し…)
- 4週目:申し込み完了&科目A・B猛特訓
■使用教材:すべて「無料」
- インプット:YouTube(すーさん、IT学校さいとうさん)
- アウトプット:過去問道場、過去問アプリ
- 直前対策:Kindle Unlimited(イモヅル式)
■ギリギリ合格を救った「神アイテム」
この記事で伝えたいのが、Kindle Unlimitedの存在。
僕が試験当日の朝に使った「イモヅル式 基本情報技術者試験 午前 コンパクト演習」。
この本のおかげで、合否を分ける10点を拾うことができました。
- 出る問題だけ凝縮されている
- Kindle Unlimited(読み放題)の対象
普通に買うと1600円以上しますが、Kindle Unlimitedは初回登録なら30日間無料です。
つまり、無料期間中に使い倒して合格し、解約すればコストはゼロ。
これから受ける方は、ぜひお守り代わりにスマホに入れておいてください。
最後に
余談ですが、次は「応用情報技術者試験」にも挑戦するつもりです。
その時もまた、分厚い参考書ではなく、この「イモヅル式」の応用情報版を使って最後の追い込みをする予定です(笑)。
これから基本情報を受ける皆さん、最後まであきらめずに頑張ってください🔥
そして未来の俺、応用情報&スペシャリストも……ガンバッテクダサイ。

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