【書評】「筋トレは必ず人生を成功に導く」Testosterone

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今回は「筋トレは必ず人生を成功に導く」という本につい手紹介します。

本の内容はこんな感じです。
1.筋トレがいかに人生において役立つか
2.筋トレから学べる人生の本質

筋トレの魅力を伝えると同時に、人生を成功に導く考え方・行動を、筋トレを通してわかりやすく教えてくれる本です。

筋トレと日常生活の対比をして、
「筋トレが人生でこんなに役立つんだよ!」
「筋トレは○○が大事!○○って人生でも大切だよね!」
という風に書かれています。

読み終わる頃には、あなたも筋トレしたくなって、うずうずしますよ!!

こんな方にオススメ


  • 筋トレ・ダイエットに興味がある / してみたことがある
  • すでにバリバリ筋トレを楽しんでいる
  • 仕事・日常にモヤモヤがある

筋トレが日常生活においていかに役立つか

筋トレから学ぶ仕事の効率の上げ方

筋トレから、優先順位を付けることの大切さを学ぶ

仕事で悩んでいる方、筋トレをしましょう!

肉体系の労働じゃないサラリーマンには、筋トレは関係ないって?

筋トレと仕事の一連の流れは、驚くほど一致しているといいます。

例えば、優先順位を付けるということ。

ーーーー〈仕事〉ーーーー
与えられた仕事をコツコツとこなすだけでは不十分。
容量のいい人は、重要な作業から優先的に取りかかります。
「限られた時間の中で、最大のアウトプットをするにはどうすればいいか」
を常に考えています。

ーーーー〈筋トレ〉ーーーー
筋トレに割ける時間は、仕事より限られています。
だから、とりあえずやってみるはナンセンス。
容量のいい人は、BIG3(スクワット・デッドリフト・ベンチプレス)と言われるトレーニングを中心にメニューを組んでいます。
加えて、トレーニングはもちろん、睡眠、食事も重要なことを理解し、実行しています。


仕事と筋トレの共通点は、「限られたリソースの中で、どう効率をあげていくか」です。
これには優先順位の付け方が大切だとわかります。

だから、著者いわく「マッチョは仕事ができる」というわけです。

計画の実現性を高めたければ筋トレ

筋トレから、下準備が計画の実現性を高めてくれることを学ぶ

「今日は筋トレをしよう!」と意気込んでいても、「今日は疲れた」「明日早いからやめとこ」と諦めたことはないでしょうか?

これを防ぐのが「下準備」
筋トレでいえば、プロテインやウェア、シューズ。
これを忘れるとどうなるか…?

こんなシーンを想像してください。
仕事帰りにジムにいこうと計画していました。
そのとき襲ってくる、疲れた、めんどくさいなどの「やらない言い訳」
さらに追い打ちを掛けるように、プロテインやウェアを忘れてしまったら…
もうその日はジムへ行かないでしょう…

このように、下準備をおろそかにすると、計画を実効する確率が一気に下がります。

計画を実行する鉄則は、「やらない言い訳」がつけいる隙をつくらないこと。
下準備を怠らないことが、誘惑に負けず、計画を実行に移す鍵です。

それに、バッチリ下準備をしていると、「せっかく準備したんだから、ジムへ行こう」と、「実行する理由」にもなります。


「1日1時間、資格の勉強をしよう」と言う場合も、筋トレと同じ。
多くの人は、仕事後に資格勉強を計画するでしょう。

しかし、残業や飲み会で、資格勉強を諦めるかもしれない…

じゃあどうするか、1日1時間の勉強時間を確保できるように、下準備をすればいい

たとえば早起きして朝のうちにおわらせる。
この場合、下準備は「早起き」ということになります。

また、ダラダラとスマホをいじっている時間を勉強に当てれば、1時間を捻出できます。

仕事や人間関係で時間が確保できないのはみんな同じ。
諦めるのではなく、工夫して実行すること。
そのときにモノをいうのが下準備である。

やりたいことがないなら筋トレ

前提として、人間は変化し続けなければならない

英語や資格、ダイエット…
「今は忙しいから…」「年が明けたらやろう」
人間は、言い訳を見つける天才です。

厳しい言い方ですが、変化を拒む者に訪れるのは、「破滅」
努力している人がいる中、立ち止まっていたら、相対的に見れば「退化」です。

しかし、現状の居心地が良いと、退化していることに気付きません
気付いたときには、周りとは大きな差が生まれています。

人間は変化し続けなければならないことが分かったでしょうか。


じゃあ何をすればいいか?…答え、筋トレ

なぜ、筋トレが良いのか?
いつか挑戦したいときが来たときに、
「体力が無くて、またやめちゃった」
「体調が優れなくて集中できない」
…そんな自分はイヤですよね。

30歳過ぎたら、筋トレしている人としていない人の違いなんて、見た目にも体力にも、如実に出るそうです。

筋トレはあらゆる挑戦で最も成果が出やすい挑戦

それに、将来の備えのためだけに筋トレをするのではありません。

仕事や資格は、頑張った分だけ成果がでるわけではないですが、筋トレは違います。

やればやるだけ元気になりますし、体つきも変化します。

その変化はダイレクトに自信になるし、加えて変わったという成功体験を得ます

成功体験から得られる快感をさらに大きな挑戦へと行動を続けることで、いつの間にか想像できないような場所へたどり着くのだと著者は言います。

そんな成功の第一歩が筋トレなのです。

筋トレから学ぶ人生の本質

圧倒的な努力・準備が全て

すぐ緊張してしまうと悩む人、多いのではないでしょうか?

著者の考えはこうです。

「緊張は生まれ持っての体質ではない。単なる努力不足である」
(引用:p100)

本番は、当日の状態ではなく、当日までにどれだけ準備できたか、努力できたかで決まります。

ボディビルの大会を例に見ましょう。
一見、ステージ上でのポージング、当日のコンディションが勝敗を分けているように思えます。
しかしそうではありません。
半年前、1年前からの過ごし方で、大会の結果は決まるのです。

ボディビルに限らず、何事においても、勝敗を決める鍵は、圧倒的な努力・準備です。
当日、いくら小細工を施しても、実力が無ければ意味はありません。
100%できる!という状態まで仕上げられるかどうか、これで当日の結果が分かれるのです。

人前で歩くことに緊張しますか?

このレベルまで準備できれば、緊張なんてしませんよね。

結果を出す人の共通点は、死ぬほど努力している、ということです。

「努力にかけた時間は決して裏切らない。」(p.110)

成長とは限界を突破すること

「ワンモアレップの精神が、君の人生を飛躍的に成長させる」(引用:p112)

筋肉を大きくするためには、新しい刺激を与え続けること。

「ワンモアレップ」とは、「もう限界」という状態から、さらにあと1回(ワンレップ)自分を追い込むことです。

著者はこの、最後の一押しを「ワンモアレップの精神」と呼んでいます。

このとき、あと1レップあげるときの力は、筋力ではなく、精神力です。

限界突破なしに、筋肉の成長はない!

これは人生にも当てはまります。

「やらない言い訳」が襲ってきたとき、自分がやると決めたことを実行できるかどうか。
もう一踏ん張りできるかどうか。

この時に行動に移すこと、ワンモアレップの精神で踏ん張れるかが、成功と失敗の分かれ道です。

人生も、筋トレも、気合いの追い込みが圧倒的な成長を遂げる鍵です。

つらくなったら、スクワット、ベンチプレスを思い出して!
スクワットのラストレップほど、キツイものはない!!

ライバルは昨日の自分

ベンチプレス、やっと80kg挙がった!記録更新!
ふと隣を見てみると、100kgで何レップもしている人がいました…。

このとき、劣等感を感じるのは間違いです。

昨日までの己の限界をぶち破った自分を褒め称えるべきです。

筋トレにおいて、真のライバルは、「昨日の自分」。

これは人生も一緒。
才能や生まれ育った環境の違う人と自分を比べても無意味です。
勝って優越感を感じるのも、負けて劣等感を感じるのも愚行。

それよりも大切なのは、日々、着実に成長をすること。

他人に負けるのはいいが、「昨日の自分」に負けることは許されません。
だって努力さえすれば、過去の自分は簡単に超えることができます。
これほど格好なライバルはいないでしょう。

とりあえず、昨日の自分を超える快感を味わうために、筋トレをしてみよう!

継続は力なり、継続のみが力なり!

マッチョになってやる!と急に思い立って、何時間も筋トレをしても、その日にマッチョになれないことはわかりますよね。
ダイエットも、短期間で体脂肪がガツンと減ることはありません。

どちらも、効果を体感したければ、「継続」することが必要です。
「習慣」と呼べるレベルになったとき、初めて目に見える変化が訪れます。

人生も同じ。

急にやる気を出して残業をしまくったり、
英語・資格などの勉強をぶっつづけでやったりするのは、努力とはいえません。

習慣になるレベルまで継続してこそ努力。

継続以外に成功の道はないし、習慣と呼べるほどに何かを継続しないと、価値のあるものは手に入らない。
どんな一流の才能も、一流の習慣には勝てない。(P.137)

さて、継続すると決めたことだし、ジムの年間契約を結ぼうか。

感想

筋トレやダイエットに興味がある方、すでに筋トレが趣味の方にオススメな本です。

私も7年ほど、筋トレをしています。

しかし、筋トレと人生を重ねて考えたことはなく、とても面白い視点だなと思いながら読みました。

筋トレと仕事の対比がとてもわかりやすく、
・仕事の効率を上げる方法
・プレゼンなどで緊張しない方法
・上司と仲良くする方法
などを、まさか筋トレから学ぶことができるなんて、自分では考えつきませんでした。

こんな風に仕事を捉えれば良いんだ!と仕事への向き合い方、考え方が少し変わりました。

加えて、筋トレの表面的な恩恵
・筋肉がついてかっこいい体つきになる
・スタイルがよくなって若返る
というレベルを遥かに超えて…
「筋トレをすることで人生がうまくいくんじゃないか!?」
というほどまでに、筋トレの魅力が伝わってきました。

筋トレをしていない方でも、
「ちょっと筋トレしてみようかな!」
と挑戦に前向きな姿勢になれる、素敵な1冊です。

書籍情報

【書籍名】筋トレは必ず人生を成功に導く
【著者名】Testosterone 著者情報
【出版社】PHP研究所
【こんな人に】筋トレをしたい・仕事で悩んでいる
【頁 数】145ページ
【目 次】
第1章 筋トレライフハック
第2章 筋トレで学べる、人生の本質

かいちょー

20代、筋肉サラリーマン。
大好きな彼女との時間を満喫しています。
週末は一緒に新しい場所へ出かけるのが定番で、友人からもよくデートスポットを尋ねられます。
「行ってよかった!」という声をたくさん聞くうちに、もっとたくさんの人に素敵な場所を紹介したいと思うようになりました。
このブログでは、そんな経験を活かして、二人の時間をもっと楽しく過ごせるような情報を発信していきます。

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