僕はいつも「もっとすっきりした目覚めがほしい」と思っています。
だけど、睡眠時間を増やす、のは嫌なんです。
- 早寝は残業多いから無理。
- 逆に遅起きは、朝活したいからいやだ。
そんなわがままな僕の取るべき手段は、「足湯」だということが「眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話」を読んで、わかりました。
今回は、「眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話」を読んだ感想、特に僕の生活に少し変化を与えたキーワード:「上げて、下げて、縮める」というテクニックにフォーカスして、紹介します。
読んだ理由は、シリーズ丸ごと気になっていたから
「眠れなくなるほど面白い 図解」シリーズ、どの書店にいっても必ず目立つ飾られ方しているので、ずっと気になっていたんですよね。
- 1トピックにつき1図解でサクサク読める
- 専門用語が少なく、言葉選びがやさしい
- Kindle Unlimitedなら読み放題対象!(※執筆時点)
気になってたものが無料で読める!というのが、この本を手に取った理由です。
50個以上の睡眠知識が詰まっているのに、図解のおかげであっという間に読破できました。
一番刺さった知識「深部体温を上げて、下げて、縮める」

一番刺さった知識はこれです。
「質の高い睡眠のカギは、深部体温を上げて、下げて、縮めること」
「上げて、下げて」は知ってます。よく「風呂で体を温めると眠りにつきやすくなる」と聞きますからね。
「縮める」、これは深部体温と皮膚温度の差を「縮める」という意味です。
この「差が縮まる」と、人間の体は強力な入眠モードに入ります。
例えば、よく雪山で遭難した人が眠たくなっちゃって、パートナーに「寝たら死ぬぞ!」ってゆすられる、みたいなシーン、ありますよね。
あれは、冷たい空気を吸い込んで深部体温が下がり、皮膚温度との差が縮まるから、らしいです。
スムーズな入眠の合言葉は「上げて、下げて、縮める」こと。「深部体温のコントロール」が質の良い睡眠のコツというわけです。
「質の高い睡眠には入浴がいい」という理由がよくわかりました。
風呂に入る暇がないから困っとるんじゃい

これまで僕は「睡眠の質を上げる=お風呂にゆっくりつかること」だと思っていました。
だから「深部体温のコントロールが重要です」「おすすめは風呂です」と書かれてあっても…
「風呂がいい」そんなこと知っとるわ!
こっちは残業するわ、朝活するわで、風呂の時間なんてないんだよ!
と思っていましたが、これは「手段と目的をはき違えている」ということに気づきました。
「目的は【上げて、下げて、縮める】こと。」
「風呂はあくまで深部体温をコントロールする手段に過ぎない!」
「風呂がいい」というテクニックだけ知り、「上げて下げて縮める」ことがいい理由を知らなかったゆえに、風呂以外の応用が利きませんでした。
風呂の時間がないなら「足湯」でいい
「目的さえわかれば、風呂にこだわる必要はない」
これに気づき、「風呂以外のテクニック」を知れたことが、「睡眠の話」を読んだ最大の収穫でした。
「足湯や、温かい靴下を履いてから脱ぐことでも、深部体温のコントロールは可能」
これなら、お湯をためる時間がなくても実践できます!
今日からできる「足湯」テクニック

本で推奨されている方法は以下の通り。
- タイミング: 就寝30~60分前
- 温度: 40~42℃のお湯
- 時間: 10~15分
- ポイント: 温まったら素足になって放熱する
僕は、家にあったバケツを足湯用の桶として使用。
どこの百均でも手に入るし、家にあれば今日から実践できちゃいます。
ただのシャワーよりも、足湯+シャワーのほうが満足感高め。
メチャ気持ちいい~!
余談:パンイチで過ごしていた過去
この本を読む前の僕は「深部体温を下げなきゃ!」と思い込み、シャワー後はパンツ一丁で過ごしていました。
しかし、これだと皮膚温度まで下がってしまい、「深部体温と皮膚温度の差を縮める」ことができていませんでした。
今はちゃんとパジャマを着て、手足からの放熱を意識しています。知識がないと、逆効果な努力をしてしまうんですね…。
足湯を始めて、睡眠スコア少し向上
僕は、スマートウォッチで睡眠スコアなるものを毎晩記録しています。
足湯を始めた次の日は、睡眠がすこしだけ改善されていました!!

足湯を始めて、布団に入ってから眠りに落ちる時間は早くなっている気がします。
(きがしているだけか?)
足湯自体も気持ちいいし、「1か月後にスコアがもっと伸びるはず!」と信じて続けてみます。
「眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話」は知識ベースの本
この本は、「〇〇をすればいい」というテクニック集ではなく、**「なぜそうなるのか?」という知識(メカニズム)**を教えてくれます。
- テクニックだけ知っている人
- 「風呂がいいと聞いた」→「時間がないから無理」→ 諦める
- 知識がある人
- 「深部体温の差を縮めればいい」→「風呂が無理なら足湯にしよう」→ 応用できる!
自分の生活環境に合わせて応用が利くようになること。これこそが、この本を読む最大のメリットです。
睡眠の知識、一部紹介
本書には50以上の知識が詰まっていますが、個人的に面白かったものをいくつか紹介します。
- 睡眠の働き
- 脳の老廃物を除去する
- 記憶を整理して定着させ
- 自律神経やホルモンバランスを整える
- 脳をしっかり休ませ、体をメンテナンスする
>睡眠中に脳のゴミ掃除が行われるそう。
寝不足だと頭も体も働かないのも納得。
- 睡眠不足は肥満のもと
- 寝不足だと満腹感を感じにくくなり、食欲が増すホルモンが出る
>徹夜作業中、無性にカップ麺をすすりたくなる理由が判明…。
- 冷やしトマトで入眠モード
- トマトには深部体温を下げる効果があるため、夕食におすすめだとか。
>他にも冷やした夏野菜はいいらしい。
脂質、タンパク質は消化が遅いからおススメしない。
他人の評価もGOOD
Amazonレビュー:★4.0(1000件以上)
サクラチェッカー:安全
「勉強になる」「睡眠の質の改善に努めたい」「同じような本より読みやすい」という評価がよく目につきました。
「同じような本」というのは、「スタンフォード式 最高の睡眠」でしょうね。
僕も「スタンフォード式」と、今回の「図解 睡眠の話」両方読みました。
そのうえで、「読みやすさ、わかりやすさ」は圧倒的に「図解 睡眠の本」が上だと思ってます。
まとめ:睡眠を変えたい人の入門書として最適
- この本で得た知識:「上げて、下げて、縮める」
- この本の影響:足湯を始めた。結果、眠りやすくなった気がする。
睡眠スコアも、82点→85点の3点改善。
深い眠りの時間も増え、少しだけですが初日から睡眠の質が改善されました。
「眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話」には、足湯以外にも50以上の知識が詰まってます。
にもかかわらず、図解のおかげですんなり理解できるところが、この本の一番の魅力。
「眠れなくなるほど面白い」というタイトルなのに、読むとぐっすり眠れるようになる矛盾もまた面白いところ(笑)。
今ならKindle Unlimitedと、Audible(聴く読書)の対象になっています。
どちらも初月無料なので、ぜひ「足湯」のお供に読んでみてください。
※この本に関しては、個人的に、Kindle Unlimitedがおすすめ。図解を眺められるからです。
これ一冊で、あなたの夜と朝が変わるかもしれません。

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