モノを手に取っても、なかなか手放せない……。
そんなときに効果的なのが、
すべてのモノをノートに書き出す断捨離です。
私も2周目の断捨離でこの方法を実践。
すると、必要なモノと大切なモノだけが残り、
すっきりとした暮らしに近づくことができました。
目指しているのは、ガランとした部屋ではありません。
「自分を幸せにしてくれるモノ」だけに囲まれた、自分らしい生活です。
この記事では、その目標に近づくために役立つ
断捨離ノートの書き方と、使い方のコツを紹介します。
※「どんな暮らしを目指すのか?」という考え方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
気になる方は、そちらもぜひご覧ください。
職場のように、“なんとなく集められたモノたち”と過ごす毎日から、
本当に仲の良いメンバーだけで囲む生活へ。
きっと断捨離が、もっと楽しくなりますよ。
断捨離ノートの書き方・使い方
この記事で紹介する「断捨離ノート」の書き方は、こんな流れです。
断捨離ノートの書き方
- 持っているモノをすべて書き出す
- 「必要」「大切」「保留」に分ける
- 「必要」について、以下の問いで本当に必要かを考える
<必要かどうかを判断する3つの問い>
- いつ必要なのか?
- なんのためのモノか?
- 代わりになるものは? 重複していないか?
正直、すべてのモノを書き出すのはとても大変です。
そこでおすすめは、「2周断捨離」。
- 1周目は、直感で手放す(ざっくり減らす)
- 2周目で、ノートに書き出しながら深く考える
1周目で “100% → 50%” に減らし、
2周目で “50% → 20%” に厳選する
そんなイメージです。
「どうせ2周するし♪」という考えを持つと、迷いがなくなり、1周目の断捨離がサクサク進みますよ!

断捨離ノートを書く理由
断捨離ノートを書く理由。
それは――
「自分にとっての必要最小限を見極めるため」です。
必要を最小限、大切を最大限
私が目指すミニマリスト像は、
「自分を幸せにしてくれるモノ」だけに囲まれた暮らし。
その“幸せにしてくれるモノ”は、2つに分けられます。
自分を幸せにしてくれる2つのモノ
- 大切なモノ
→ 愛情・癒し・元気・やる気などをくれる存在 - 必要なモノ
→ 便利さを提供してくれる道具
大切なモノは、無理に減らす必要はありません。
むしろ、たくさん持っていていいものです。
一方で、便利さをくれる“必要なモノ”は最小限にするのが理想。
必要なモノを最小限に抑えることで、
「自分を幸せにしてくれるモノだけ」に囲まれた生活が実現します。

「必要最小限」の見極め方
では、“必要最小限”とは、どうやって決めるのか?
その答えを出すには、ひとつひとつのモノにこう問いかけます。
- これは、いつ必要か?
- なんのために使うのか?
- 代わりになるものはないか?
こうして、「なぜこれを持つのか?」という理由を明確にします。
頭の中だけで「考える」ことはできない
頭の中だけで判断しようとすると、ただ悩んで終わります。
考えがまとまらず、堂々巡りになるからです。
- 「現状を把握する」
- 「問いを立てる」
- 「自分なりの答えを出す」
これが、本当の意味で「考える」ということ。
そしてこの作業は、意外と複雑。
だからこそ――ノートが必須なんです。

断捨離ノートを書いたことで捨てられたもの
断捨離ノートのおかげで捨てられた「モノ」はたくさんありますが―――
なにより、
「完璧主義の考え」
を捨てることができました。
完璧主義とは、
「この目的を『快適に』達成するには、この道具が必要」
という考え方。
「多少不便でも問題ない。」
この考え方を持てば、手放せるものは一気に増えます。
「なんのために使う?」で捨てられたモノ
目的を明確にすることで、代用できることに気付き、捨てたモノです。
■定規
目的:長さを測る、線をまっすぐ引く
代用:メジャーで測れる、平らなモノで線も引ける
→ 不要と判断
■車・自転車
目的:快適に移動するため
代用:徒歩(健康にもいい)
→ 実家に置く(1年のらなければ売る)
これらはすべて、
「快適さを求めすぎない=完璧主義を捨てる」ことで手放せたモノたちです。
「いつのため?」で捨てられたモノ
未来への備えも、完璧主義を捨てることで手放すことができました。
■ペン(持ちすぎ)
目的:インク切れの予備として(未来のため)
見直し:カバン・机・ペン立てに1本ずつ。計3本で十分
→ 残す本数を決めて、あとは手放し
■服
目的:各季節に必要な分だけ(未来のため)
見直し:夏用4枚/春秋3枚/冬セーター2枚+アウター
→ 最小限を残して、あとは処分

小さな不便さの先にある、穏やかな満足感
多少の不便を受け入れると、思いがけないメリットがありました。
- 不思議とその作業に集中できる
- 「なくても平気なんだ」と気づけたりします。
浮いた時間でやっていたのは、どうせスマホ。
ならば、少しの不便さはむしろプラスでした。
完璧主義は返ってモノが増え、ストレスの種になる。
その気づきを与えてくれたのが、断捨離ノートでした。
書籍紹介:「完璧主義を捨てる大切さ」に気づかせてくれた本
断捨離ノートを作るきっかけになったのが、この本です。
『生きづらい人のためのミニマル戦略』
~「考える力」が身につく!ものを手放す4ステップ~
この本を読んで、私はある大きな気づきを得ました。
「快適に暮らしたい」という思いが、
実は完璧主義に近い考え方で、
モノを増やす原因になっていた──。
たとえば私は今まで、
「これは便利だから」「ないと困るかも」と思って、
なんとなく多くのモノを持ち続けていました。
でも、実際にノートに書いて見つめ直してみると、
「なくても平気なモノ」ばかり。
「本当に必要か?」を考えることで、
思っていた以上にたくさんのモノを手放すことができました。
そして残ったのは、
“自分で納得して選んだモノたち”だけ。
今、部屋にあるモノはすべて
●「なぜあるのか」
●「何のためにあるのか」
が明確です。
だからこそ、1つひとつのモノから受け取る幸せが、前よりもずっと大きく感じられるようになりました。
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まとめ
この記事で紹介したミニマリストの目標は、
「自分を本当に幸せにしてくれるモノだけに囲まれること」。
便利さをくれるモノを必要最小限にし、
大切なモノから得られる
「愛情」「元気」「癒し」を最大限に感じる暮らしです。
そのために必要なのが「断捨離ノート」。
断捨離ノートの使い方(まとめ)
断捨離ノートの書き方
- 持っているモノをすべて書き出す
- 「必要」「大切」「保留」に分ける
- 「必要」について問いかける
- いつ必要?
- なんのため?
- 代わりになるモノは?
すべて書き出すのは大変なので、
1周目は直感で手放し、2周目でノートに書く。
感覚:100% → 50% → 20%
おすすめの本
📚 『生きづらい人のためのミニマル戦略』
~「考える力」が身につく!ものを手放す4ステップ~
モノを減らすだけでなく、
「自分にとって何が幸せか?」を見つける断捨離。
快適さ=完璧主義=モノが増える
という視点には目からウロコでした。
たくさんのモノを捨てられただけでなく、
自分の納得のいくメンバーで暮らす環境が身についてよかったです。
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