「いつか使うかも…」
と思って取っておいたモノ。
「まだ使えるし、もったいない」
としまい込んだままのモノ。
あなたの家にも、ありませんか?
頭では「減らしたい」と思っているのに、手が動かない——
私も、まさにそうでした。
そんな私が大量のモノを手放せたきっかけは、
『1週間で8割捨てる技術』という一冊との出会い。
読んで実践して、はっきり気づいたんです。
物を捨てる前に、「いつか使うかも」という“言い訳”を捨てるべきなんだと。
この記事では、
- 捨てられない「4大言い訳」
- 言い訳を乗り越えるマインドセット
を紹介します。
名付けて、「断捨離四天王」との戦い。
あなたがこの4人に勝てば、部屋は見違えるほどスッキリします。
「捨てられない4大言い訳」とその乗り越え方
物が捨てられないとき、よく出てくるのがこの4つの言い訳。
- 「いつか使うかも」
- 「人からもらったから」
- 「思い出の品だから」
- 「高かったから」
心当たり、ありませんか?
僕もまさにこの”4天皇”のせいで、ずっと物を手放せずにいました。
でも『1週間で8割捨てる技術』を読んでから、これらの言い訳に「どう向き合えばいいか」が見えてきたんです。
言い訳をどう乗り越えるか、具体的に紹介していきます。

【言い訳①】いつか使うかも→今すぐ使ってみる
断捨離でもっとも多く戦う敵、それがこいつ
「いつか使うかもな~」
でもこいつの倒し方は意外とシンプルでした。
【対処法:「今すぐ使ってみる」】
手に取ったその場で使ってみる。
そして、以下の基準にあてはめて判断します。
捨てる基準①|使ってみるのが面倒 → 捨てる
- 使いにくい
- ピンとこない
- 使ってみたけどテンションが上がらない
→つまり「お前がNo.1だ!」とならなければ捨てましょう
捨てる基準②|3か月ルール
- 3か月以内に使ってない。
- 3か月先で使う予定がない
例えば、スキー道具などの特定のシーズンのモノは、スケジュール帳に書き込む。
その日に使わなかったら捨てる、と決めてしまうこと。

【言い訳②】贈り物だから→感情と行動を分ける
人からもらったものって、捨てにくいですよね。
- 「せっかくプレゼントしてくれたし…」
- 「捨てたら失礼かな…」
めちゃくちゃ分かります。僕もずっとそうでした。
でも、こんな風に考えたら、少しずつ手放せるようになりました。
「物を持ち続ける=感謝」ではない
物をずっと持ち続けることが、感謝の証なんでしょうか?
感謝って、
・もらったときに「ありがとう」と伝えること
・普段からその人との関係を大切にすること
それこそ感謝ではないでしょうか?
プレゼントは「喜んでもらうため」にある
プレゼントの目的は、「相手に喜んでもらうこと」
だから、
- もらった時点で半分、役目は終わっている
- 使い続けることが義務ではない
だからこそ、もらったときは全力で喜ぶ、それでOKだと思います。
実体験:もらい物タンクトップを手放した話
僕も、筋トレ用にもらったタンクトップがありました。
でも正直、最近はほとんど着ていなかった。
「友達にもらったしなぁ…」と何度も手が止まりました。
でもある日、えいっと手放してみたんです。
結果どうなったか?
・友情にヒビが入ることはなかった
・そのタンクトップと過ごした“思い出”(筋肉)も、ちゃんと残っている
結論。
感情と行動は、別でいい。
プレゼントに込められた“気持ち”だけ受け取って、モノは手放していいと、私は思います。

【言い訳③】「思い出の品だから」→ 多すぎるとただのガラクタ
個人的に、これが一番の強敵でした。
まさに断捨離界のラスボス——「思い出の品」。
- 日記
- ノート
- 参考書
- アルバム…。
どれも振り返れば、そのときの自分の頑張りや想いがよみがえる。
だから、大切にしたい。手放したくない。
そう思っていました。
でも、ふと現実を見ると…
段ボールに詰めて、ベッドの下でホコリまみれ。
何年も開けてもいない。
これって本当に、「大切にしてる」って言えるんでしょうか?
大切なものは、少ないからこそ大切にできる
思い出の品って、量が多すぎると価値が埋もれます。
「思い出の価値」を守るために、整理する。
アルバムが10冊あるより、
“本当に気に入ってる1冊”の方が、何度も見返すと思いませんか?
捨て方のコツ:頭の中で思い出せるものだけ残す
特に捨てられなかったのは、たくさんの日記。
僕がやったのは、いったん見らずに、思い出せた日記だけ残すというルール。
それ以外は思い切って処分しました。
ちょっと寂しさはあるけれど、
残った日記は、以前よりももっと大切にできています。
思い出を捨てるんじゃない。
思い出を選び抜いて、“大切にする”ために捨てる。

【言い訳④】高かったから:即すてる!危険物です
見つけるたびに
「なんでこんなの買っちゃったんだろう…」
と、じわじわ後悔が湧いてくるモノ。
これ、精神衛生上めちゃくちゃよくないんです。
見るたびにテンションが下がるのに、
「高かったから」と持ち続けている。
それって、本当に自分にとって大切なモノなんでしょうか?
「高かったから…」と感じてる時点で、手放したい気持ちがある
「高かったから捨てられない」
と思っているモノほど
心のどこかで「もういらない」と思っていることが多い。
逆に、本当に気に入ってる高価なモノには、
「高かった」とすら思いません。
実体験:車と自転車と今も戦ってます
実は、私もまだ戦ってる最中です。
車と自転車。どちらもそれなりの金額だったし、手放す決心がつかない。
でも今、駅近に引っ越す予定で、正直あまり使わない未来が見えてる…。
「高かったし、また使うかも」
そんな自分との会話を何度も繰り返しています。
結論。
高かったものを捨てるんじゃなく、「高かったから捨てられない」気持ちと向き合う。
これが第一歩です。

実体験|「本を読んでから捨てられた」私の断捨離
断捨離が成功した最大の要因。
それは、『1週間で8割捨てる技術』を読んでから挑んだことでした。
本の中で紹介されていた「4大言い訳」と「4大言い訳に対する考え方」を知ったことで
判断力がまるで別人のようになりました。
①捨てたモノリスト
今回手放したものは、どれも「いつか使うかも」と取ってあったモノばかり。
・服:30着
・布団シーツ
・サブ枕(予備でつかっていない)
・空き瓶/空き缶/空き箱/紙袋
・書類、本、使ってない便箋
・過剰に持っている筆記用具
→ 合計100点以上、ゴミ袋7枚分(極小5枚+小2枚)

本を読んだことが、断捨離成功の鍵だった
実は私、1度断捨離に失敗しています…。
【1回目】3時間やって、捨てられたのはTシャツ3枚だけ…
意気込んで始めたはずの断捨離。
でも、いざ服を手に取ってみると、頭の中には言い訳があふれてきました。
- 「この服、まだ着れるしな」
- 「キャンプのときとかに使いそう」
- 「このシャツ、誕プレだったし…」
- 「このアウター、奮発して買ったんだよなぁ…」
結果、3時間かけて捨てられたのは、ボロボロのTシャツ3枚だけ。
完全敗北でした。
【2回目】本を読んでから、スパッと捨てられた!
ところが、『1週間で8割捨てる技術』を読んでからはまるで別人。
「これは1軍か?」
「最後に使ったのはいつ?」
「見た目が好きじゃないなら、気分下げてない?」
こんな“問い”を自分に投げながら判断することで、
迷わず手が動くようになったんです。
本を読んで手に入ったのは、「捨ててもいいと思えるマインド」。
「捨てない言い訳を捨てた」からこそ、今回の断捨離は大成功でした。
次回はもっと効果UP!|紙に書いて“見える化”する断捨離法
今回の断捨離でかなりスッキリしましたが、
「本当に必要なものは何か?」をもっと俯瞰して見てみたい——
そう思って、次はすべてのモノをノートに書き出して、カフェでゆっくり向き合う作戦を立てました。
参考にしたのは『夢をかなえるゾウ3』
私の大好きな『夢をかなえるゾウ3』にも、断捨離のエピソードが出てきます。
そこでガネーシャ(ゾウの神様)は、
「3分以内に紙に書き出したモノ以外、全部ぶっ壊す!」
という超スパルタなルールを出してきます(笑)
さすがにそれはキツすぎるので、今回はゆるめに、自分流でアレンジしてみました。
▼やり方(予定)
- 持っているモノを、全部紙に書き出す
- 「必要」「大切」に分類する
- 「必要」だと思ったモノも、本当にそうか?を問い直す
紙に書くと、手に取るより冷静になれる
実際にやってみて感じたのは、
モノを手に取ると、言い訳が湧いてくるということ。
- 「高かったし…」
- 「あの人にもらったし…」
- 「また使うかも…」
でも紙に書いてあるリストを眺めると、
「これ、別にいらなくない?」と不思議と冷静に見られるんです。
たぶん、モノに感情移入しにくくなるのかな、と思います。
まだリビングだけでこの量か…と、正直愕然としています。

これからキッチン、収納、クローゼット…と、順番に進めていきます!
まとめ|断捨離は「言い訳」を捨てる
断捨離がうまくいった最大の理由。
それは、「物を捨てる前に言い訳を捨てる」でした。
言い訳に対する考え方が整理できると、迷いがグッと減ります。
短時間でも、大量にモノを手放せるようになりました。
「いつか使うかも」
→ すぐ使ってみて、1軍じゃなければ捨てる
「人からもらったから」
→ 感謝は、モノを持ち続けることじゃなくて、受け取ったときに伝えれば十分
「思い出の品だから」
→ 多すぎるとガラクタになる。1軍だけ残す
「高かったから」
→ 見るたびに後悔するモノは、精神衛生上よくない
この本には、他にもこんな内容が詰まっています:
- どこから手をつければいい?
- 効率よく進めるには?
- 各ジャンル別の「捨てる基準」ってどんなもの?
📘本のおすすめポイント
『1週間で8割捨てる技術』は、
忙しい人でも実践できる「具体的な断捨離スケジュール」と「捨てる基準」が満載。
- 1週間でやるべきステップ
- 場所・モノごとの捨て方のコツ
- 挫折しないためのマインド整理術
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気軽に読めるので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
余談|断捨離を始めたきっかけと、その影響
断捨離を始めたきっかけは、友人宅に泊まりに行ったことでした。
とにかく、モノが少なくて、部屋が広々していて衝撃。
「自分の家にも、こんな余白があったらいいな」と思ったのが最初です。
加えて、ちょうど引っ越しを控えていたこともあり、断捨離を決行。
モノを手放すことで、驚くほど気持ちが軽くなりました。
部屋が広くなっただけでなく、心の中にもスペースができたような感覚です。
そして今、妻も引っ越しに合わせて断捨離を実行中。
優しい性格ゆえに、なかなか捨てる決断が難しいようですが、
それでも大量のモノを手放していて、本当にすごいと思います。
これからも夫婦で一緒に、
モノと向き合って、心地よい空間をつくっていけたらいいなと思っています。
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