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感想|羊と鋼の森|職場でビクビクしちゃう僕を救った小説

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入社2年目。
今の僕を一言で表すなら、「臆病者」だ。

とにかく、仕事が怖い

「今日のレビューで叩かれたらどうしよう」
「試験がうまくいかなかったら……」
「全然仕事が進んでいない。どうしよう」

毎日必死に働いているけれど、心の中はいつも「きつい、苦しい」でいっぱいだった。

そんな僕の心をふっと軽くしてくれた小説がある。
同じように職場で「若手ゆえの悩み」を抱えている人に、ぜひ届いてほしい。

【あらすじ】才能に悩む「調律師」の物語

本のタイトルは、宮下奈都さんの『羊と鋼の森』(本屋大賞受賞作)

主人公は、特別な才能があるわけでも、音楽経験があるわけでもない一人の青年。
彼はたまたま、学校のピアノの調律に立ち会う。
そのとき耳にしたピアノの音色に心を打たれ、「美しい音を作りたい」という一心で調律師の世界に飛び込む。

でも、現実は甘くない。
自分の才能のなさに打ちのめされ、仕事ができない自分に悩み、もがく。

その姿が、あまりにも自分と重なった。

「下手だから、やり直せ」

物語の中盤、僕の心に深く刺さったシーンがある。

主人公が一人で顧客を回るようになって間もない頃。
彼が調律したピアノに対し、わずか1ヶ月で「やり直してほしい」とクレームが入る。

客からの評価は「下手」。
結局、先輩が尻拭いをして、その場を後にすることになる。

帰り道、落ち込む主人公は先輩にこう問いかけた。

「あの、怖くなかったですか。もしこのまま調律がうまくならなかったら、どうしようかと思いませんでしたか」

(宮下 奈都『羊と鋼の森』 P.113より引用)

この言葉を読んだとき、「あ、僕って仕事が怖いんだ」と気づいた。
と同時に、主人公の気持ちと重なり、胸が締め付けられた。

「怖がり」は、才能だ

それに対する、先輩の返しが最高に温かかった。

「いいんじゃないの。怖けりゃ必死になるだろ。全力で腕を磨くだろ。もう少しその怖さを味わえよ。怖くて当たり前なんだよ。今、外村(主人公)はものすごい勢いでいろんなことを吸収してる最中だから」

 (宮下 奈都『羊と鋼の森』 P.114より引用)

「怖い」と思うことは、情けないことじゃないんだ、と、この言葉に救われた。
なぜか褒められたような気さえした。

ロボットソフトエンジニア、2年目の本音

僕は今、ロボットのソフトを作る仕事をしている。
配属当初のフレッシュな気持ちはどこへやら、今は毎日ビクビクしている。

  • 資料のレビューでこてんぱんにされる
  • 相談しても解決せず、先輩の時間を奪うだけ
  • 「この数値で本当に合っているのか?」という不安
  • 「1つ上の先輩はあんなにデキるのに……」という焦り

「正解」が見えなくて、仕事が終わらなくて、毎日びくびくしている。
正直、仕事をしている自分が嫌いだった。

でも、この本を読んで
「怖いからこそ、僕は必死になれている」
ということに気づいた。

必死に資料を調べ、コードを読み込み、現物を確認する。
焦って試行錯誤して、気づけば夜中になっていることもある。

それは僕が「臆病」だから。
失敗したくないから、全力で準備をする。
それって、実はすごく前向きなエネルギーなんじゃないだろうか。

森に近道はない

作中にこんな言葉がある。

「森に近道はない。自分の技術を磨きながら一歩ずつ進んでいくしかない」

(宮下 奈都『羊と鋼の森』 P.111より引用)

「森」というのは、ゴールの見えない不安や、技術の世界のたとえだ。
僕も今、ソフトウェアエンジニアという深い森の中で迷っている。

できないことだらけで、仕事はたまる一方。
でも、このまま「できない人」で終わりたくはない。

「怖くて当たり前」。
そう思えたら、今の自分を少しだけ許せるようになった。

「この恐怖、もう少し味わいながら進んでみようかな」
そんな、小さな勇気が湧いてきた。

疲れているときこそ、小説がいい

実はこの本、Kindle Unlimitedで読み放題だったから手に取ったものだ。

最近は自己啓発本ばかり読んでいたけれど、あれはモチベーションが高くないと読み進めるのがしんどい。
その点、小説は疲れていても、物語の中にスッと入っていける。

特に重くて、分厚い小説こそ、電子書籍やオーディオブックがおすすめだ。
通勤電車の中でも、お昼休みでも、スマホ1つで物語の世界に没頭できる。

まとめ:パワーが「0」のあなたへ

この本は、今の僕にとって「0を1にしてくれる」一冊だった。

世の中には、やる気満々の人をさらに加速させる本はたくさんある。
自己啓発書のほとんどはそうだと思っている。

でも、疲れ切ってパワーが「0」になっている人を、そっと立ち上がらせてくれる本は、そう多くない。

もしあなたが、若手ゆえの不安で押しつぶされそうなら。
「仕事が怖い」と震えているなら。

ぜひ、この物語をめくってみてほしい。

「怖けりゃ必死になる。それでいいんだ」

その言葉が、きっとあなたを救ってくれるはずだ。


紹介した本
宮下 奈都『羊と鋼の森』(文春文庫)


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かいちょー

26歳凡人サラリーマン。
意志が弱く、睡眠下手、YouTubeに何百時間も溶かしてきた三日坊主です。

しかし最近はじめた5時起き生活で「微差が大差を生む」ことを実感。
そんな僕の夢は「午前中だけ働き、午後は自由なライフスタイル」

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