フレックスベルの購入で、
32kgモデルと36kgモデル、
どちらにしようか迷っていませんか?
ネットではこんなアドバイスをよく見かけます…。
- 「迷ったら36kg一択!」
- 「ダイエット目的なら32kg、本格的に鍛えたいなら36kg」
…正直、これでは何の助けにもならない
アドバイスになっていないアドバイスに、私は購入前モヤモヤしました。
もっと、判断材料になる情報、例えば…
「『36kgが良い』って言うけど、あなたはどんな体しているの?
「36Kgって結構重いけど、どんなトレーニングで使っているの?」
などなど。
この記事は、まさに過去の私のような
「判断材料」を求める方のため
に書きました。
結論から言うと、
私は36kgモデルを選んで心から満足しています。
しかし、単純に「36kgがおすすめ」と言うつもりはありません。
この記事では、
- 筆者のリアルな体(写真付き)
- 全種目の使用重量
- 36kg扱うトレーニング種目
- 最適な重量がわかる「3つの判断軸」
これらを全て公開し、
「自分にはこっちだ!」と、選べるようになるための判断材料を紹介します。
記事の最後では、主要な通販サイトの価格を比較し、現時点で一番お得に買える場所もご紹介します。
使い古された言葉ですが、今日が一番若い日です。
迷いを断ち切り、最高のトレーニングライフを始める一歩を踏み出せることを願っています。
判断材料1:36Kgを買って満足している私の体
現在のスペックを正直に公開します。
「あ、こいつより俺の方がデカいから、余裕で36kgだな」
というように、ご自身のレベルと照らし合わせるための判断材料にしてください。
【スペック】
- 身長:169cm
- 体重:68kg
- 筋トレ歴:8年(だらだら)
- BIG3 (最近の記録):
- ベンチプレス:100kg
- デッドリフト:160kg
- スクワット:130kg
- 体つき:

32kgではなく、36Kgに満足する理由
36kgを買ってよかったと思う理由は、
案外早いうちに32Kgでは物足りなくなったからです。
以下の2種目で36kgをフル活用しています。
- ダンベルデッドリフト
- ダンベルスクワット
ジムだと、30Kgオーバーのダンベルってあんまり使いませんよね。
バーベルやマシンの方が使いやすいので。
でも、家トレをするなら、36Kgという重量は、重宝します
トレーニングの幅と質が全く変わってきます。
特に背中と脚!!
次は、
他の全種目でそれぞれ何kgを使っているのか?
リアルな使用重量をすべて公開していきますね。
判断軸2:私のリアルな使用重量
私が普段のトレーニングで扱っている全種目の使用重量を、包み隠さず公開します。
(レベルがばれるのではずかしい…)
「このレベルの体だと、各種目で何kgを使うのか?」
「32kgモデルだと、どの種目で物足りなくなるのか?」
そんな具体的なイメージを掴むための参考にしてください。
【背中】
ダンベルデッドリフト
使用重量: 36kg × 7回
ワンハンド・ロウ
使用重量: 30kg × 10回
私はデッドリフト大好き、激押しトレーニーです。
分厚い背中を手に入れるために36Kgを選ぶ価値あり!
【脚】
ダンベルスクワット
使用重量: 36kg × 10回
ブルガリアンスクワット
使用重量: 20kg × 12回
脚種目も基本高重量。
仕事前にすると、朝から眠くなるので、頻度は低め(チキンレッグ…)
【胸】
ダンベルベンチプレス
使用重量: 27kg × 8回
ダンベルフライ
筆者の使用重量: 12kg × 12回
胸は苦手種目…
もっと重量扱える人、多いと思います。
【肩】
ショルダープレス
使用重量: 20kg × 10回
サイドレイズ
使用重量: 10kg × 15回
肩は得意種目!
でも攻め方は軽い重量でネチネチ派
【腕】
アームカール
使用重量: 16kg × 10回
トライセプスエクステンション
使用重量: 16kg × 10回
肘痛めがちなので、
・重量軽め
・セット数多め
デッドリフトやスクワット
といった高重量種目では36Kgをフル活用。
ベンチプレスでも
30Kgが見えてきた、という段階です。
一方、
肩、腕の種目では32Kgでも十分すぎる
ことがわかります。
次は、この結果を踏まえて、
あなたはどちらのモデルを選ぶべきか?
具体的な判断軸を3つご紹介します。
32Kg?36Kg?後悔しないフレックスベル選び
ネットの曖昧な情報に惑わされるのは、もう終わり。
ここからは、あなたの経験値や価値観を踏まえた
「3つの本質的な判断軸」
をご紹介します。
ダンベルは今後長く付き合うパートナー選びです。
自分で結論を出せるお手伝いをします。
【判断軸①】「トレーニング経験」で選ぶ
筋トレ初心者・ウェイト経験なしの人
→ 「32kg」も有力な選択肢
- 32kgでも最初の半年~1年は十分すぎるほどの重量。
- 浮いた1万円で、後述する必須級のトレーニングギアを揃えた方がいい
結果的に質の高いトレーニングができる
ウェイト経験がある中級者
→ 「36kg」がおすすめ
- 32Kgだと物足りない種目がでてくるはず
- 36Kgという高重量は、バーベルやマシンの代わりになります。
トレーニングの幅がひろがる!
【判断軸②】「1万円の差額」を何に投資するかで選ぶ
価値観にフォーカスを当てるのも大いにあり。
「1万円」という差額は、トレーニングの質を大きく変えてくれます。
何もそろってない人
→ 「32kg + 必須アイテム」
【最優先はベンチ台!】
- もし持っていないなら、浮いた1万円で、まずベンチ台!!
- ベンチがなければ、ほとんどのダンベルトレーニングの質が半減。
【次にギア類】
1万円で購入できるもの
- リストラップ (¥2,000~3,000)
- パワーグリップ(¥2,000~3,000)
- プロテイン (¥4,000~5,000)
ギアがあれば、筋肉を限界まで追い込みやすくなります。
→結果、36Kgより早く成長できる!
色々揃っている人
→ 「36kg」
色々揃っているってことは、きっとあなたはレベルが高い。
高重量でバンバン追い込む環境があるなら、
あとは高重量ダンベルをそろえるだけだと思います!
【判断軸③】あなたが「最も鍛えたい部位」で選ぶ
「全身鍛えなきゃいけない」なんてことはありません。
一番かわいがってあげたい部位に十分な重量があればいい、そう思います。
上半身(胸・肩・腕)中心に鍛えたい人 → 「32kg」もアリ
- ベンチプレス
- ショルダープレス
- アームカール
がメインなら、32kgでじゅうぶん
下半身・背中まで本格的に鍛えたい人 → 「36kg」が必須
- ダンベルデッドリフト
- スクワット
など、
高重量種目をやり込むつもりなら
36kg必要
【最終チェック】あなたにおすすめのモデルは?
3つの軸で考えて、あなたに当てはまる項目はどちらが多かったですか?
▼【36kg】がおすすめな人
- ジムでのトレーニング経験がある
- 脚や背中まで、全身を本格的に鍛えたい
- ベンチやギアは既に持っている
▼【32kg】がおすすめな人
- これから筋トレを始める初心者
- 上半身中心のメニューを考えている
- 浮いた1万円で、ベンチやギアなど「効率」に投資したい
5.【Q&A】購入前に解消したい、4つのギモン
重量選びの悩みは解決しましたか?
最後に、あなたが購入ボタンを押す前に抱くであろう、
【細かい疑問】について、
僕自身の経験から正直にお答えします。
Q1. 専用の架台(スタンド)は必要?
A. 個人的には、不要だと思います。
もちろん、あれば便利かもしれませんが、僕は以下の2つの理由から購入しませんでした。
- 理由①:むしろ床置きの方が、安全で楽な場合がある
- フレックスベルは、プレートをまっすぐ台座に戻す必要あり。
- セット後、疲れた状態で、高い位置に正確に戻すのは大変。
- 床に置いた方が、安定感があり安全に戻しやすい。
- 理由②:その予算は、もっと筋肥大に直結するアイテムに使うべき
- スタンドは約1万円。
- スタンドは便利になるだけ。
- 「インクラインベンチ」や「トレーニングギア」など、トレーニングの幅を増やすアイテムの購入の方が優先度高め。
Q2.2Kg刻みと4Kg刻みはどちらがいい?
A.2Kg刻みがおすすめです
2Kg:新型
4Kg:旧型
内部構造が改良され、断然壊れにくくなったようです
Q3. 女性でも32kgや36kgは必要?
A. 一般的なフィットネス目的なら、20kgモデルで十分なケースがほとんどです。
実際に僕の妻(20代/トレーニング未経験)は、10kg以下の重量で十分すぎるくらいです。
調べたところ、他の女性トレーニーも20Kgをお勧めしています。
正直、経験から語れるところが少なく…。
女性の方、申し訳ございません…。
Q4. どこで買うのが一番お得?
A. 価格は変動しますが、「楽天」がポイント還元を含めると最安値になることが多いです。
よく「公式サイトが一番安心でお得」と紹介しているサイトを見かけますが、
必ずしもそうとは限りません。
(おそらく、紹介料の関係でしょう…公式サイトから買ってもらった方がはるかに報酬がいい…)
- 私自身の体験:
- 半年前、私が購入した際は「公式サイト」と「楽天」が同じ価格でした。
- しかし、お買い物マラソン期間のポイント還元を考慮して、最終的に楽天で購入しました。
サイト | 価格(36Kg) | 価格(32Kg) |
公式 | ¥79,800 | ¥69,800 |
楽天 | ¥76,320 | ¥67,320 |
Amazon | ¥84,800 | ¥74,800 |
Yahoo! | ¥84,800 | ¥74,800 |
Q5. フローリングの床は傷つかない?
A. 何かしらの対策は必須です。直置きは絶対にやめましょう。
接触面は硬いプラスチックなので、フローリングに直接置くと傷がつく可能性があります。
高価な専用マットは必要ありません。
100円ショップで売っている厚手のジョイントットなどでOK。
必ず何かを敷くようにしてくださいね。
僕は、家にあったトレーニングマットを小さく切って、フレックスベル専用の置き場にしています。
すのこみたいで、これはこれでお気に入りです(笑)。

6.【最後に】最高の相棒を選んでも”継続”できなければ意味がない
さて、あなたにぴったりのフレックスベルは見つかりましたか?
最高の相棒を手に入れるまで、あと一歩です。
しかし、その前にもう一つだけ。
どんなに良い道具を選んでも、
三日坊主で終わってしまっては、
高いフレックスベルがただの高級なオブジェになってしまいます。
そして悲しいことに、データ上、ほとんどの人がそうなってしまうのです。
習慣化の名著『継続する技術』によると、
- 家で筋トレを始めた人のうち、1ヶ月で挫折する割合:83.9%
- ジム通いを始めた人のうち、1ヶ月で挫折する割合:94.9%
これが、特別な対策をしていない人のリアルな継続率です
では、なぜこれほど多くの人が挫折し、ごく一部の人だけが継続できるのでしょうか?
そして、どうすればあなたも「継続できる側」に入れるのでしょうか?
その答えは、僕が前回執筆した記事で、科学的根拠を元に詳しく解説しています。
今回ご紹介してきたフレックスベルが、なぜ「面倒くささ」という挫折の最大の敵を打ち破り、あなたを継続できる15%の側へと導いてくれるのか。
その具体的な理由と、継続率をさらに高めるためのテクニックを知りたい方は、ぜひこちらの記事も合わせてお読みください。
あなたの筋トレ人生が、ここから変わります。
まとめ:最高の相棒を選ぼう
この記事では、「フレックスベルの32kgと36kg、どちらを選ぶべきか?」という深い悩みに対して、
「1万円差だから36kg一択」
「ダイエット目的なら32kg」
といった、巷にあふれる“理由になっていない理由”に一石を投じるつもりで、
僕が持つ全ての判断材料を提示してきました。
この記事が、あなたの相棒選びになればうれしいです。

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