今回は、【たった2分で確実に筋肉に効く 山本式「レストポーズ」筋トレ法】を紹介します。
この本は
・短時間で筋肉を効率的に追い込む、「レストポーズ法」というテクニックについて
・初・中・上級者別、具体的なメニュー
・筋トレへの向き合い方
・栄養学、などなど…
について沢山のことを書かれています。
みなさん、ジム通い・ダイエット・自宅筋トレ、続いてますか?
実はジムに入会しても、1年後に続いている人は、わずか10%だと言われています。
なぜか??
「効果を感じない…」「忙しい…」。
これが原因2代巨頭だと思います。
そんな人にお勧めなのが、レストポーズ法!
超短時間という点がとっても魅力的!
1部位2分程度でOK!
頻度も週2~3回でOK!
もちろん超短時間で行えると言うことは、それだけキツイ。
ですがその2分さえ頑張れば、最速で効果を実感できるトレーニング方法です。
ぜひ、レストポーズ法を取り入れて、みんなで理想の身体を手に入れましょう!
この本はこんな方にオススメ
- 筋トレ・ダイエットに興味がある!
- トレーニング、やってたけどやめちゃった…
今回こそは継続したい! - 忙しくて筋トレをする時間が無い…
- 効果を感じない…
レストポーズ法とは?
「1セットの中で休憩を挟み、限界まで行う」
これがレストポーズ法です。
具体的にベンチプレスを例に見てみましょう。
赤文字:頑張る
青文字:休憩
ベンチプレスの例
1.3~4回は確実にできるが、5回目はギリギリな重量を選ぶ
2.ベンチプレスを3回する
3.一度、バーを戻し、20秒ほどの休憩
4.再度ベンチプレス!1~2回頑張る!
5.またバーを戻し、20秒ほど休憩
6.もう一度ベンチプレス!1~2回頑張る!
7.20秒ほど休憩
8.最後のベンチプレス!1回頑張る!
9.終了
これで1セットです。
見ただけでキツイのが分かるでしょう。
従来のレストポーズ法のポイントは次の2つ。
・5回程度しかできない高重量を選ぶ
・ごく短い休憩
このことから、レストポーズ法は、上級者向きのテクニックだと言われています。
そこで、初中級者でも無理なくできるアレンジ法を紹介します。
高重量じゃなくてOK 自宅向きレストポーズ法のアレンジ3選
自重でスクワット10回なんて楽勝!と言う方、多いのではないでしょうか?
そんな方に著者がオススメする方法が3つあります。
1.筋トレは上げるときより下ろすとき!
ポジティブの方がきつく、ネガティブの方が楽なのは、イメージ付くと思います。
そのため、ネガティブはポジティブに比べ、140~170%位の筋力を発揮できます。
つまりネガティブの方が筋力が伸びやすいんです。
加えて、ネガティブは筋肥大・腱の教科・怪我からの回復の報告もされています。
上げるときは普通のスピード(1~2秒)
下ろすときはゆっくり(3~4秒)
ポンポンするより遥かに効果を高められます!
2.ハイレップス・レストポーズ法
ハイ(高い)レップス(回数)。
すなわち、数10回できる軽い負荷でも良いわけです。
この時の注意点は、休憩時間をさらに短くすること。
5秒ぐらいです。
例えばスクワット。
スクワットを、「もうできない!」というくらいまでやる。
5秒ぐらい休む。
再び、できなくなるまでやる。
5秒休む。
…
これを4、5回、もっといける人は限界まで繰り返すわけです。
3.休憩中に負荷をかけ続ける、山本式3/7法
3-1.休憩中のアレンジ
休憩中に、ターゲットとなる筋肉をストレッチ、あるいは収縮させた状態で負荷をかけ続けることで、効果が高くなります。
3-2.3/7法
3回→15秒休憩→4回→15秒休憩→5回→15秒休憩→6回→15秒休憩→7回
これを1セットとして2分半の休憩を挟んで、合計3セット行う方法です。
ワイドスクワットを例にとりましょう。
ワイドスクワットの例
- 普通に3回
- しゃがんだ状態で15秒キープ
- そして4回
- 15秒キープ
- 5回
- 15秒キープ
- …
- 最後に7回やって終了
腕立ての場合は、肘を伸ばした状態(大胸筋収縮)や、肘を曲げた状態(大胸筋ストレッチ)でキープ。
セットごとに、収縮でキープ・ストレッチでキープを入れ替えると良いでしょう。
レストポーズ法の具体的なメニュー紹介
レストポーズ法は短時間で効果を期待できる一方、かなりキツイ方法です。
そのため、「最初からすべてやろう!」という必要はありません、
自分が鍛えたい所から集中的に鍛えれば良いのです。
自宅でできる!部位別レストポーズ法
胸:プッシュアップ(腕立て伏せ)
レップス(回数)の目安
初心者:4回→3回→2回→1回
中級者:10回→8回→6回→4回
上級者:20回→15回→10回→8回
※「→」は全て20秒
背中:ハイリバースプランク
レップス(回数)の目安
初心者:20秒キープ→15秒キープ→10秒キープ→10秒キープ
中級者:30秒キープ→30秒キープ→20秒キープ→20秒キープ
上級者:60秒キープ→45秒キープ→30秒キープ→30秒キープ
※「→」は全て20秒
肩:パイクプッシュアップ
レップス(回数)の目安
初心者:4回→3回→2回→1回
中級者:10回→8回→8回→6回
上級者:15回→12回→10回→10回
※「→」は全て20秒
腕(力こぶ):チューブカール
レップス(回数)の目安
初心者:10回→8回→8回→6回(一気に15回ほどできるチューブ)
中級者:8回→6回→6回→4回(一気に10回ほどできるチューブ)
上級者:4回→3回→2回→2回(一気に5回ほどできるチューブ)
※「→」は全て20秒
腕(二の腕):ハイリバースプランク
レップス(回数)の目安
初心者:10回→8回→8回→6回(一気に15回ほどできるチューブ)
中級者:8回→6回→6回→4回(一気に10回ほどできるチューブ)
上級者:4回→3回→2回→2回(一気に5回ほどできるチューブ)
※「→」は全て20秒
脚:ワイドスクワット
レップス(回数)の目安
初心者:10回→8回→6回→6回
中級者:20回→15回→10回→8回
上級者:30回→20回→15回→15回
※「→」は全て20秒
効果を高める食事
著者オススメの食材
- 卵
- 魚類全般(トロは除く)
- 肉類(むね肉、ささみ、牛の赤身など)
筋トレのために是非食べていただきたいのが、「卵」です。
注意点は、全卵食べることと、火を通すこと。
生だとタンパク質やビタミンの吸収を妨げる成分が入っているためです。
糖質は必要以上に取り過ぎない
糖質の摂取によって、インスリンが分泌され、筋肉の合成を促進します。
加えてグリコーゲンの回復も行われるため、筋肉を大きくしたい場合は、ある程度必要です。
しかし取り過ぎは、体脂肪になって太る原因になりかねません。
ムリに摂取しようとしなくて大丈夫です。
良質の脂肪は筋合成に必要
逆に意識したいのが「良質な脂肪」です。
青魚に含まれるEPA、DHAは、血液をさらさらにしたり、免疫を高めてくれる作用があります。
オリーブオイル・シソ油・エゴマ油なども良質な脂肪です。
【感想】3ヶ月やって効果を実感!レストポーズ法が最強!
3ヶ月前、著者のyoutubeチャンネルで、「レストポーズ法」を知りました。
1メニュー2,3分で終わる。トータル時間も30分で充分。
元々1時間ほどしていたトレーニング時間が、レストポーズ法のおかげで30分に短縮。
しかも筋肥大もばっちり確認できています。
三ヶ月の変化をお伝えします。
体 重 :70 kg →74kg
ベンチプレス:80 kg →100kg
スクワット :110kg→130kg
デッドリフト:110kg→150kg
トレーニングはとにかく「継続」が大切。
本書は、継続するテクニックを丁寧に解説した、全てのトレーニーにお勧めできる本だと思いました。
レストポーズ法の理論、やり方の解説を通して、トレーニングの正しい考え方・栄養や睡眠、トレーニングの研究結果など、情報が盛りだくさんな1冊。
時間が無い、効果がない、でやめてしまうトレーニーが減ることを願います。
一緒に理想の身体を手に入れましょう!
過去にレストポーズ法に取り組んだ時の記事⬇
著者紹介
山本義徳
ボディビルダーとして数々の大会で優勝し、その後はダルビッシュ有選手など、多くのトップアスリートのトレーニングを指導。科学的根拠に基づいたトレーニング方法と、アスリートの心身両面をサポートする姿勢が特徴です。数々の著書やYouTubeチャンネル「山本義徳 筋トレ大学」で、トレーニングに関する情報を発信し続けています。
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