「京セラ」「KDDI」創業者、稲森和夫さんの著書「生き方」を読んだ
「世のため人のため、人として正ししく、まっすぐに生きろ――」
そういう人生観を語った本だが…
いや~…
1周目はマジで刺さらなかった…。
稲森さん、考え方のレベル高すぎでしょ…。
それでも3周目で俺もプチ悟り。
自分なりに落とし込めたことで
最近は、朝5時に起きることとなりました★
(いつまで続くことやら…)
『生き方』を読んだ正直な感想|最初は全然響かなかった
例えばこんなことを言っておられます
- 人生の目的=魂を磨くこと
- 死ぬときに崇高な魂をもって去るために生まれた
……遠すぎる。
ピンとこない。
「正しそうなことを言ってるな」とは思うけど…???
でもこの本、150万部突破の不朽のロング・ベストセラーらしい

そんな本が、なぜ自分に刺さらなかったのか?
「なぜ」という視点で読み返す中で、ある気付きにたどり着いた。
そしてある言葉が、自分の心にぶっ刺さった。
鳥肌が立った。
腹の底から覚悟が決まった。
そんな感覚だった。
そこでこの記事は次のことを書きます
- なぜ最初は響かなかったのか?
- 何が引き金で、自分の生き方に変化が生まれたのか?
- そしてこの本を読んで自分が決めた「覚悟」について
「生き方」の感想が”刺さらなかった”理由
結論:俺には「死ぬ気で頑張った経験」がなかったからだと思う。
「生き方」の主張はざっくりこんな感じ
<稲盛和夫「生き方」の主張>
- 世のため、人のために生きろ
- 地位や名誉はあの世へは持っていけない。魂を磨け
- 労働は心を磨く手段
- 勤勉、真面目、誠実に、人として正しく
- 考え方が、結果を生む。
だから考え方は崇高じゃなきゃいけない
……どれも言っていることはわかる。
だけど、全っ然入ってこない
なぜか?
それはきっと、この考え方が「稲森さんの行動の末に生まれた思想」だからだと思う。
稲盛さんの狂人的な「生き方」から生まれた思想
本の中には「思想が行動を生み、結果となる」と語られている。
でも逆に、行動が考え方を育てることも多くないか?
<行動が思想を生む例>
- (行動)休みの日、早起きをした
(思想)清々しい気分になり
(行動)やりたいことをやれて
(結果)充実した1日となる
- (行動)逆に、昼まで寝ちゃった日は
(思想)「今日はもういいや」と思い
(行動)スマホのスクロールで1日が終わり
(結果)むなしい休日を過ごす
「朝何時に起きたか」という”行動”で、
その瞬間の”考え方”が変わり、
1日にできた行動量(”結果”)が変わる


で、稲森さんはどんな”行動”をしてきたかというと…
<稲盛さんの”行動”>
- 入社した会社で寝泊りしながら研究漬け
- 27歳の時に京セラを創業
- 毎日狂ったように働き、世界的企業に育て上げた
- さらにKDDIも立ち上げる
……ぜっっったい忙しい。
俺の1億倍は忙しい。
その狂人じみた行動の結果、「魂を磨け」なんて考え方が生まれたんだと思う
俺のぬるい「生き方」じゃ刺さらないわけだ
一方俺はといと—…
部活、受験、筋トレ、副業…
いろいろ手を出してきたけど、
「死ぬ気でやりぬいた」といえるものは正直ない。
全力で何かにぶつかった経験がないから、この本に書かれた言葉が響かなかった。
だから、「生き方」を1周読んだだけでは、
- まあ、言いたいことはわかりますけど…
- んで…?…なにやればいいんだ?
- なんか正しいことしか言ってないなぁ…
という感想しか持てなかったんだと思います。

刺さったのはこの一言:「毎日をど真剣に生きる」
なぜ刺さらないのかが分かったあと、今度は
「じゃあ、自分はどう生きればいいのか?」
という視点で読み直してみた。
そのとき、ある言葉が胸に突き刺さった。
一日一日を「ど真剣」に生きなくてはならない(P.23)
男として、これはめちゃくちゃかっこいいと思った。

「人として」→「男として」置き換えたら感想が変わった
この本では、「人としてどう生きるか」が語られている。
ただ、自分には少し遠く感じた。
だから勝手に、こう読み替えた。
「人として」→「男として」
- 男として毎日ど真剣に生きる
- 男だからこそ、死ぬ気で働く
- 男として心を磨く
これらは、男としての美学だと思った。
「強くなりたい」という、男の本能に火がついた気がした。
今の自分の状況と噛み合ったとき、腹が決まった
実は、自分は今の会社に一生いたいとは思っていない。
でも、だからこそ「今の会社で本気で働く」と決めた。
その傍らで、副業も本気でやる。
だから毎朝5時に起きて、挑戦している(Twitterで発信中)。
それが、自分なりの“男磨き”だと思っている。
最終的に、こう思った
「ど真剣に生きる」って、かっこいい。
本気で働いて、本気で生きて、周りの人を笑わせる男になりたい。
誰よりも笑って、誰よりも楽しんでいる男になりたい。
そのために、今日も朝5時から本気で生きる。
小説『運転者』との出会いが後押しになった
同じタイミングでよんだ小説「運転者」
どん底の人生が「上機嫌」という心の在り方で好転していくというストーリー。
この本を読んでいて印象に残ったのが、主人公の生き方の変化。
最初は「自分がどれだけ得をするか」という軸で生きていた男が、ある出来事をきっかけに変わっていく。
「自分と回り、そして次の世代の幸せ」を考えて生きる
そして「人生の目標を見つけ、覚悟を決めて生きる」。
この姿勢が、男としてものすごくかっこよかった。
「運転者」と「生き方」の共通点と違い
『運転者』と『生き方』には、共通点がある。
<運転者・生き方> 共通点
- 考え方や思想が大切だという教え
- 熱い人生の目標が、行動の源になるという教え
稲盛さんの言葉と、『運転者』の主人公の姿勢が、自分の中で重なったとき、
「生き方とは何か?」がスッとまとまった気がした。
ただ、少し違う点もある。
個人的にはここが『運転者』の好きなところでもある。
<運転者・生き方> 相違点
- 『生き方』
- 世のため、人のために生きるべき
- 世のため、人のために生きるべき
- 『運転者』
- 周りを幸せにする力を身につける。その力を世のため人のために使う。でも半分は、自分のためにも使っていい。
はたから見れば、すごく得をしているように、運のいい人のように見える。
でも実際は、一部しか自分のために使っていない。
それがまた、かっこいい。

主人公の覚悟に、自分の理想を重ねた
どちらの本にも共通していたのは、
「自分のためだけじゃなくて、周りのために生きる」という考え方だった。
この考え方を、自分の中にも取り入れたい。
そうなるためには…。
『生き方』を読んで、自分が決めた覚悟
決意:まずは朝5時起きから。本気でブログと仕事に向き合う
正直、『生き方』のすべてを、今の自分が完全に理解できたわけじゃない。
読んでもピンとこない部分は、まだたくさんある。
そして、「生き方」「運転者」この2冊に共通していたのが、
「自分のためだけじゃなく、周りのために生きる」という考え方。
これを自然に実践できる男って、めちゃくちゃかっこいい。
そんな男になりたい。心からそう思った。
とにかく1か月、本気で生きてみる
だから、まずは「毎日をど真剣に生きる」ことをモットーにする。
- 最初の一歩は、朝5時起き。
- ブログを書く
- 本業に向き合う
- オナ禁を続ける
1ヶ月だけ、本気でやってみる。
30歳までは死ぬ気で努力してみようと思う。
「死ぬ気で努力してないと、考え方も刺さらない」
ならまず、努力し、それを楽しむ男になるしかない。
まとめ:『生き方』は今はまだ早いと感じてもいい本
若いうちは、この本が刺さらなくてもいいと思う。
実際、俺も最初はまったく響かなかった。
若い世代には今は難しい。でも、それでOK
でも、ふとこんなふうに思った。
この本って、稲穂みたいなものなんじゃないかって。
稲盛さんの思想は、たくさんの実(=教え)をつけて、頭を垂れた稲穂みたいに見える。
成熟した人間が、人生の終盤でたどり着いた、深くて重たい考え方だ。
でも、稲だって最初は青々として、太陽に向かってぐんぐん伸びてたはず。
それがあったからこそ、最後に実りある姿になったんだろう。
今の俺はまだ26歳。
まだ、実をつける時期じゃない。
まずは上へ上へ、全力で伸びる時期。
だから今は、
「人として正しく生きる」じゃなくて
「毎日を必死に、本気で生きる」がテーマだと思ってる。
いつかまたこの本を読み返したら、
別の言葉が刺さる気がする。
そのときはまた少し、俺が成長できてる証拠だろう。
『生き方』は、読むたびに違う顔を見せてくれる本。
自分の日常のレベルが上がるたびに、教えてくれることも変わっていく。
そんなふうに、長く付き合っていく本なんだと思う。
おまけ:この本との出会いに感謝
この本と出会えたのは、友人のおかげだった。
一緒に本屋に行ったとき、
「これ、親父がすごくいいって言ってた」と言って勧めてくれて、
なんとその場で買ってくれた。
読んだあと、そいつが言った感想——
「書いてあることはわかるけど、何したらいいか意味わからん」
……いやほんと、それなすぎて笑った。
でも、今は少しだけ、自分なりの答えが見えてきた気がする。
あのとき買ってくれてありがとう。
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